令和2年9月2日、栃木市議会第6回定例会が開かれた。
今回は新型コロナウイルス感染症の影響から、スポーツ業界が直面している課題や、サッカースタジアム建設の進捗状況などが話し合われた。
青木一男議員(自民未来)は、一般質問でスポーツ連携事業について触れた。
市民がスポーツを通して前向きになれるよう、栃木市スポーツマスタープランの改訂を考慮し、サッカースタジアム整備の進捗状況を問うた。
小保方昭洋総合政策部長は、サッカー専用スタジアムの工事が順調に進んでおり、完成は今年1月中旬を予定していると答えた。
また、スタジアムオープン後には、地域活性化に向けたイベントを計画していることを明らかにした。
次に、新型コロナウイルス感染症に対する市の施策についての問合せも行われた。
市長の大川秀子氏は、厳しい財政状況の中、スポーツやイベントの復活に向けた支援が必要だと強調した。
その後、青木議員は旧小野寺北小学校跡地の活用についても質問した。
地元住民との協議を密にし、学校跡地が地域のスポーツ交流の場となるよう、趣旨の理解を求めた。
小保方部長は、まず地域住民への丁寧な説明が不可欠であるとの見解を示した。
また、エイジェックさくら球場の活用法や、宇都宮ブリッツェンとの連携強化についても質問があり、各チームとの交流活性化を図っていく方針であることが報告された。
最終的には、市内のスポーツチーム間での連携を強化し、市民の健康増進や観光振興を目指すと同時に、子どもたちへのスポーツ教育の充実に繋がる施策が進められていることが確認された。
一方、市議会では新型コロナウイルス感染症の影響や財政の厳しさを鑑み、給食費補助のあるべき姿に関する意見も交わされた。
議会としては、次年度の予算策定にも難しさを伴うことが指摘され、学校給食費無償化についての反対意見も多く見られた。
さらに、災害対策として、重要な都市インフラ整備の進捗状況についても議論された。
特に、台風19号の影響により浸水した地区の堤防強化や新たな調整池設置についても意見が交わされ、地域住民からの理解と協力が求められている状況についても説明された。
各議員は、今後も災害に強いまちづくりと安全・安心な地域社会の実現に向けて、市の取り組みに強い関心を寄せている。