令和2年第2回壬生町議会定例会が2020年3月17日に開催され、様々な議案について審議が行われた。議案の中には、2020年度の一般会計予算が含まれており、予算総額は146億4,000万円にのぼる。今回の予算は、町長の小菅一弥氏が「住み続けたい、住んでよかった」とのスローガンを掲げたまちづくりを実現するため、しっかりとした財政構成に基づいていると強調された。
特に注目されたのは、一般会計予算に関しての質疑を通じて、各常任委員会から様々な意見が出たことだ。例えば、経済や福祉に関する質疑が多く、遠藤恭子総務常任委員長は地方選挙費用の削減について報告し、昨年の投票所数の見直しによって150万円の予算削減が見込まれたと述べた。さらに、教育民生常任委員長の田村正敏氏は、こども未来課が進める養育支援訪問事業の詳細についても語り、月4万円の助成制度創設に向けた意見書の提出を求める陳情が全会一致で採択された。
また、壬生町の水道事業や下水道事業についても、質疑が行われた。玉田秀夫建設経済常任委員長は、耐震性の高い配水管の更新計画について説明し、町の公共施設が保存・管理されるべきだとの認識を示した。更には、農政課からは、農業集落排水の現状や農家への負担についても気になる懸念が表明された。