令和3年9月の菊川市議会定例会が開催された。
本会議では、専決処分の報告や多数の議案について審議が行われた。中でも特に注目されたのは、令和2年度の各種会計決算の認定である。
長谷川寬彦市長は、新型コロナウイルス感染の報告を行い、医療体制に問題がないことを強調した。
市立総合病院の看護職員が感染したものの、濃厚接触者はいなかったとし、安心して医療サービスを受けられることを示した。
報告第11号では、国庫補助金を活用した小学校施設整備事業に関する専決処分が説明された。長谷川市長によると、建築工事の契約金額が468万6,000円増額し、合計2億3,568万6,000円となるという。なお、増額は法律で定めた範囲内であるため、議会に報告された。
また、議案第36号と第37号では、土木工事施行条例及び消防団条例の一部改正が提案され、質疑は行われなかったため、これらは速やかに可決されることになった。市議会ではこれらの改善により、地域の安心・安全が向上すればと期待されている。
第4日目の議案審議では、令和2年度の一般会計決算が承認され、議案第46号から第52号までの補正予算も一括で審議され、委員長報告通り可決された。特に下水道事業については、議員からの質疑もあり、企業債残高予定額は47億9,401万5,689円に上るとの説明があった。
議案第53号では、菊川市内の道路線の認定が行われ、こちらも無事可決となった。
次回の会議は9月29日を予定している。引き続き、市民の福祉向上のための議論と決定が求められる。