令和2年7月22日、菊川市議会臨時会が開会された。
本日は、議案の審議が行われる中、特に新型コロナウイルス感染症への対応が注目された。
太田順一市長は、新型コロナウイルスの影響に関し、各市民へ注意喚起のメッセージを発信した。都道府県を跨ぐ移動の自粛が解除された後、東京都などの大都市圏で感染者の報告が続いている。
その中で、松本正幸議長は会議の進行を行い、議案第64号、令和2年度一般会計補正予算が提案された。市長は予算に関して、国の第2次補正予算に従い新型コロナ対策として、歳入歳出においてそれぞれ2億7,950万円を追加することを説明した。
この補正予算の主な内容には、プレミアム付商品券の発行にかかる経費や避難所での感染拡大防止のための資材購入、学校再開に伴う感染症予防に係る経費などが含まれる。
一般会計予算決算特別委員会の委員長、山下修氏は、審査の結果原案を可決すべきとの報告を行った。議長はその報告に対し、異議なしと認定し、議案は可決された。
また、緊急質問として織部光男議員が令和2年度及び2023年度の予算についての懸念を表明し、予算が大幅に狂うとの見解を述べる場面も見られた。ただし、議長がその質問を採決にかけることは否決された。
そして、本臨時会はすべての議案審議を終了し、会期は7月27日までとされた。議長は散会を宣言し、市議会は2時28分に閉会した。
今後の議会においても、新型コロナウイルスに対する市の施策や対応について引き続き議論が期待される。