令和4年12月21日、菊川市議会は定例会を開催し、重要な議題が審議された。
この日の会議では、人権擁護委員の候補者2名の推薦についての諮問が承認された。長谷川寬彦市長は、新任候補者として大石英次氏と相澤美津子氏を提案した。大石氏は41年の教員経験を持ち、人権擁護活動に尽力するとのことで、人権に理解があることが強調された。同様に相澤氏も35年の市職員経験を生かして、人権擁護に貢献できると述べられた。議会はこの推薦を原案どおり同意することを決定した。
また、菊川市の一般会計補正予算も審議され、議案第60号と第71号が提出された。倉部光世一般会計予算決算特別委員長は、議案第60号について特別委員会での審査結果を報告し、「原案を可決すべき」との見解を示した。これに対し議員の間で討論はなかったが、全員起立で原案は可決された。続いて、議案第71号では、歳入歳出にそれぞれ1億970万円を追加することが提案され、これも討論なしで可決される運びとなった。
さらに、議案第72号から75号までの教育委員会委員の任命や固定資産評価審査委員会の選任についても同様に審議が行われた。長谷川市長は、候補者の経歴や市民との信頼関係を立証し、特に教育委員会の候補者として渡邊尚司氏が地域での経験をあり、教育に対する理解があればこそ、本市の教育行政に寄与できると発言した。議会はこの提案に異議なく従い、すべての案件が原案通り同意された。
この定例会では、議員派遣や各種委員会の閉会中の継続審査についても確認され、問題なく手続きが進められた。市民にとって重要な決定が行われ、菊川市の今後の行政活動へ大きな影響を与える結果となった。