令和4年2月24日に開催された令和4年2月菊川市議会定例会では、複数の重要議案が審議され、特に令和4年度の予算案が大きな焦点となった。
最初に、令和4年度の一般会計予算についての説明が行われた。倉部光世一般会計予算決算特別委員長は、当初予算案の審査結果を報告し、「原案を可決すべきもの」と結論づけた。予算額は205億3,600万円で、歳入の6.5%増は市税からの見込みに基づいている。特に、市税が増加している点に議会内でも意見が集中した。
次に、新型コロナウイルス感染症に関する支援策についても報告され、副市長や教育長からの発言も交えて新たな事業計画が示された。ウクライナ情勢や、新型コロナウイルスの影響が続く中、健康福祉関連の費用が増加していることが説明され、長谷川市長は「県内外からの人々に安心して暮らせる市を目指す」と強調した。
また、菊川駅整備に関する請願については、議会運営委員会から提出され、駅周辺整備の重要性が指摘された。特に民間企業との連携が今後の課題となり、議員からはダイレクトな市民への説明と意見聴取の重要性が強調された。特別委員会設置に向けた意見もあり、今後の議論が注目される。議員たちは市民共同の意見が反映されることを期待しており、議会に対する信頼を深める必要があるとの意見が相次いだ。
このように、議会では財政状況を踏まえた議論が展開され、今後も市民のニーズに基づいた政策の推進が求められている。市の重要課題に対する取り組みが、今後の菊川市の発展に繋がっていくことが期待されている。