令和4年2月25日、菊川市議会において重要な議案が審議された。特に、菊川市の国民健康保険税条例の一部改正と菊川駅自由通路新設及び橋上駅舎化工事に伴う建設工事委託協定の締結が、議題の中心となった。
国民健康保険の改正について、横山隆一議員はこの法案が大幅な改正であることを指摘した。依然として資産割に依存した賦課方式が多い中、菊川市がこの方式を廃止することで加入者への影響はどうなるのか、詳細な説明を求めた。市民課長の落合和之氏は、資産割をやめることで賦課方式の公平性が向上すると強調し、所得割の引上げを行うことによって減税世帯も存在するとの説明があった。
また、菊川駅整備事業の進捗に関する討論も熱を帯びていた。横山議員は、駅の整備に約43億円が必要であり、菊川市の負担が増大する一方でその見返りは少ないのではないかと警鐘を鳴らした。一方で、小林博文議員は駅の整備は地域発展に資する貴重な投資であると持論を展開した。市民の利便性向上に寄与し、周辺地域の活性化を図らなければならないと訴えた。これに対して、織部光男議員は、人口減少と財政状況を考えると、新たな線引きが必要であると反論した。
加えて、議会は菊川市の新しい道路の認定も議題に挙げた。織部議員は、現行の道路があっても新たな道路整備が必要かと疑問を呈し、理にかなった答弁を引き出すことに努めた。市の将来を考える上で、多くの議員が道路整備の必要性を再考することが求められているとの意見もあった。
結局のところ、市議会では、すべての議案が可決された解決を見た。しかし、これらの議論が代表するように、現体制の維持だけでなく、市民の未来を見据えて行動することが求められる。これからの接続と物理環境の整備が、菊川市の持続可能な発展につながることが期待されている。