菊川市議会定例会が開催され、不登校の対応や公共交通の仕組みについて様々な議論が交わされた。
まず、菊川市内における不登校児童生徒の増加が懸念されており、現状について赤堀学校教育課長は、主に中学1年生と中学2年生に不登校が多いことを指摘した。特に、今年度の入学に関しては、学校内での支援体制が不十分であるとの指摘もあった。これに対し、教育委員会は不登校児童生徒のための情報共有を強化し、必要に応じた指導を行っていく方針を示している。
また、部活動に関しても議論がなされ、地域との連携が求められている。学校と地域の協力の下で部活動の運営を行う必要性が強調され、地域クラブとの連携や指導者の確保がカギとなることが言及された。
新しい公共交通の実現についても質問があり、現在のコミタクくんの利用状況が改善されている一方で、今後の運行方法の詳細については地域公共交通会議で協議し、さらに改善案を取りまとめる必要があることが確認された。
さらに、菊川茶のPRについても言及され、特に、テレビやSNSを通じた新しい試みが若者世代に良い影響を与える可能性があるとされている。菊川茶の成長余地を認識した上で、効果的なプロモーションが求められている。
最後に、市長は今後も菊川市の特産物や豊かな自然を生かした観光業の発展と、地域全体のブランド力向上を目指し、持続可能な取り組みを推進する意向を示した。