令和元年6月菊川市議会定例会が開かれた。この会議では、複数の報告と議案が取り上げられた。議案では、特に有限会社菊川生活環境センターの経営状況についての質疑が多数あった。織部光男議員は、昨年度当初予算に計上されなかった補正予算の使途について疑問を呈し、担当者からは110万円が実際に使用されたことが説明された。
また、議員たちは予算繰越や補正の内容についても質疑を行った。特に織部議員は、駅北構想策定事業に関する予算の適正性や必要性について掘り下げる質問をし、星野和吉都市計画課長が具体的な使用用途を述べた。これに対して議員は、調査費の内訳やその重要性を強調し、更なる資料提供を求める姿勢を見せた。
さらに、有限会社菊川生活環境センターの経営についても言及された。環境推進課長である戸塚直見氏は、利益剰余金が約6億円であることを示し、これが運営に必要な資金である旨を説明したが、議員からは市民への還元についての意見も出された。特に、小笠地区との料金格差が問題視され、公共性の高い事業としての位置付けと市民への利益還元策が求められた。
この日の議会では、議案の承認が次々と進められ、菊川市税条例や都市計画税条例の改正が賛成多数で承認された。一方、議案第36号と37号については委員会に付託され、今後の検討が必要とされている。議長はこの日の議事日程を終了し、次回の会議について案内した。