菊川市の防災に関する施策が見直されている。特に台風19号の影響を受け、地域の安全確保が急務とされる中で、さまざまな取り組みが話し合われている。
台風19号は菊川市にも影響を及ぼし、市内では冠水や浸水が発生した。今回の被害を教訓として、議会では今後の施策が模索されており、特に水防団の役割が強調された。市は、災害が発生した際の対応として、横断歩道や冠水した道路の情報集約体制を整える必要があると感じており、早めの避難の呼びかけを行う方針を示している。
また、消防団の活動が非常に重要視されており、団員の確保が困難な中で、これをどう促進させていくのかが大きな課題とされる。消防団員についての説明資料などを通じて、地域に理解を広めていく取り組みが行われているが、さらに具体的な支援策が求められている。特に市長は、消防団員の待遇改善を目指した取り組みについても前向きな姿勢を示している。
ふるさと納税については、寄付額や返礼品の動向が話題に上がった。市によると、令和元年度の寄付金は約1億200万円に達し、寄附者には「さわやか」などの返礼品が人気を集めている。市は今後も新しい返礼品の開発に取り組む姿勢を明らかにした。
特に、銅像の建立をきっかけに市民の郷土愛を育むと同時に、観光資源として有効活用していくことが期待されている。関口隆吉氏の功績を基にした教育プログラムの導入や地元産業との連携が急務とされ、地域団体や教育機関との協力も重要なテーマとなっている。