令和3年12月、菊川市議会定例会において、様々な議案が審議された。
中でも、交通事故に関する報告が注目を浴びた。長谷川寬彦市長は、軽自動車が登校中の小学生に接触し、5人がけがをした事故について言及した。「事故に遭った児童と保護者が一日も早く回復されることを願います」と伝えた。
この事故は、集団登校中の児童に後方から走ってきた軽自動車が接触したもので、当地域では特に緊急対策が必要と感じられる。同市では、交通安全指導を一層強化するとの方針も示した。教育長の松本嘉男氏は、今後の取り組みについて詳細を報告し、「市内の12校で登下校時の指導を強化し、地域住民と連携して交通安全を呼びかける」と強調した。
さらに、議案においては、特定教育・保育施設及び家庭的保育事業に関する条例の一部改正が審議された。この改正により、保育に関する書類のデジタル化が進むことが求められる。
こども政策課の西川多摩美課長は、織部光男議員の質問に対し、今後は保護者がオンラインで情報を受け取ることが可能になると説明した。具体的には、指導要録やお子様の成長記録がデジタル保存可能になり、アクセスが容易になるとのこと。
議案第59号から61号までの内容は全て可決され、特に教育・保育分野のデジタル化の流れが強調されている。市は、この新しい取り組みにより業務効率化を目指し、育児環境の整備を図る意向を示している。
さらに、健康福祉や介護関連の特別会計に関する予算案も審議され、これらも賛成多数で通過した。また、衛生施設に関する事務の変更なども無事に議決された。議長の松本正幸氏は、今後も引き続き市民の安全と福祉向上に向けて邁進することを約束した。