菊川市議会では令和3年9月に定例会が開催され、多文化共生社会の実現に向けた施策や地域交通網の改善について議論が行われた。特に街の活性化を図るため、外国人住民の受け入れ態勢の強化が重要視されている。
議員からは、外国人住民の割合が高まる中で、虹の架け橋教室の存在意義やその必要性について質問が相次いだ。 渥美議員は、特に必要な日本語指導や入学後のサポート体制について質問いただいた。「外国人住民への情報提供についても、多言語での広報や特別支援の体制を整えることが重要です」と強調した。 これに対し、行政側は、コミュニティバスの運行改善や地域住民との連携を強化しつつ、自治体間での情報交換を進めていく考えを示した。
さらに、都市計画道路整備と橋上駅化についても熱心な討論が行われた。織部光男議員は、「今後の発展のために無駄な投資は避けるべき」とし、税金の使い方について議会への正確な報告を求めていた。 それに対して市長は、菊川市の駅周辺整備は現市民の生活向上に寄与すると判断し、今後も進めてゆく姿勢を見せたことを確認した。
会議では、コロナ禍においても進行中のプロジェクトへの理解を深め、必要性を検討し、戦略を持った施策を進めると共に、地域活性化のため未来を見据えた発言も多く見られた。 特に、交通弱者への配慮や多文化共生に関連する施策の具体化が求められた。
今後も市と住民、さらには多文化共生を支える活動を繋げる努力が重要視されている。