令和4年2月菊川市議会定例会において、重要な議題が多数討議された。特に、ウクライナに対するロシアの軍事侵攻への抗議決議案が特に注目を集めている。
この定例会では、議案第6号から第18号までの補正予算案が可決された。令和3年度一般会計補正予算は原案どおり賛成多数で可決された。委員会からの報告では、一般会計予算決算特別委員会の倉部 光世委員長が、審査の結果を説明した。特に注目すべきは、療養費の高額化であり、この要因として治療費用補装具の申請や施術の増加が挙げられた。また、国民健康保険特別会計においては、高額療養費の給付が大幅に増える見込みである。
議案の可決においては、横山 隆一議員が発議したロシアの侵略に対する決議案が、本定例会の中で採択された。この決議においては、ロシアの行動が国際秩序を揺るがすものであり、武力による解決は容認できないとの強い意思が表明された。
委員長の報告に対しては質疑が行われず、討論を省略する形での迅速な対応が見られた。これは議会において緊急かつ重要な議題が浮上していることを示している。市長の長谷川 寬彦氏は、新型コロナウイルス感染症の状況についても報告しており、現時点での感染者数の減少を伝えつつも、感染拡大防止に協力を求めている。
このような中、今後の市政に関する決定事項が連続的に行われていくことが期待される。市民に対する情報発信を強化し、何よりも市民の安全と健康を第一に考えた施策が今後も求められる。議会は引き続き市民と密接に連携しながら、社会的な課題に対処していく道筋を示した。