令和2年6月25日、菊川市議会の定例会が開催された。
会議では、いくつかの重要な議案が審議され、特に一般会計補正予算の可決が注目された。議案第43号と第46号に関する審議が行われ、両案ともに可決された。市長、太田順一氏は、「補正予算は市民の生活を支える重要な施策であり、速やかな執行が求められる」と強調した。
まず、議案第43号では、教育や福祉関連の経費が増額され、後期高齢者医療制度に必要な支出が盛り込まれた。特に、新型コロナウイルス対応として、地域振興への施策が挙げられ、多くの市民に影響を与える内容となっていると述べられた。また、議案第46号では、環境資源ギャラリーの焼却炉故障にともなう経費増が説明され、歳入、歳出共にそれぞれ3億4,620万円の追加が求められた。
議案第47号についても言及され、加茂小学校の耐震補強と大規模改造工事が議題となった。太田市長は、「この工事により、地域の子どもたちが安心して学べる環境を整備したい」と述べ、建設工事への期待を示した。
菊川市農業委員会の委員任命に関する議案第48号から第63号までの16件も同様に可決。市長、太田順一氏は、「農業の遺産を引き継ぐため、これまでの経験と知識をもとに、農業発展に注力していく」と述べ、農業の重要性を改めて訴えた。農業委員会委員に選ばれたメンバーは、農業経営の改善に取り組むとされ、地域振興にも重要な役割を担う。
さらに、静岡県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙についても言及され、得票数が報告された。選出された議員は、地域の医療施策に影響を与える役割を果たすこととなる。
最後に、松本正幸議長は、議会の閉会に際し、参加者の労に感謝の意を示した。次回の会議が待たれるところである。