令和5年2月菊川市議会定例会が開かれ、市長の施政方針に対する質問が行われた。
今回は施政方針に基づく取組や今後の課題について議論が進められ、特に新型コロナウイルスの影響を考慮した施策が注目されている。
会派至誠の絆を代表して質問に立った渥美嘉樹議員は、施政方針の施行に伴う地域活動について取り上げた。特に、地域活動の継続に向けた支援策について市長に質問した。長谷川市長は、地域コミュニティの活力回復を至上命題に、昨年度からコミュニティ間での講座開催や聞き取り調査を実施していると述べた。
また、子ども家庭センターの設置についても議論が交わされた。渥美議員は、センター設置による具体的な期待効果や運営について質問し、市長は市の運営による支援体制の強化を表明した。一方で、特別支援教育の充実を求める意見も出されており、応じた施策が求められている。特に、地域の子どもや若者には手厚い支援が必要であることが再確認された。
健康づくりについての施策も問われ、地域の健康維持に向けた活動や介護予防施策が強調された。将来の高齢化社会を見据えた地域包括ケアシステムの整備が急務であるとの意見も多く聞かれた。
次に、菊川駅北整備事業についても言及され、駅北の住民との意見交換が進められ、地域に根ざした内容での開発が求められている。
環境問題に取り組む中で、温暖化対策としての持続可能な施策に注目が集まっていることが示され、徒歩や自転車を利用した交通手段の改善が必要とされている。
行政と市民との協働の重要性が繰り返し指摘され、市民参加型の施策が進められることが期待される。特に、地域の祭りやイベントを通じて、住民の連携が強められることが求められている。
全体として、菊川市が直面する課題を迅速に把握し、地域に根ざした施策を進めることで、住民の期待に応える必要があるとの認識が示された。市は今後も市民との対話を大切にし、共に考えるまちづくりを推進すると述べた。