令和5年6月、菊川市議会は通常定例会を開催し、様々な議案が討議された。
特に注目されたのは、令和4年度菊川市一般会計予算に関する繰越明許費および事故繰越しの報告である。予算の繰越明許件数が前年より増加しており、織部光男議員は安易な例外設定の懸念を示した。これに対し、後藤敦財政課長は、国の経済対策に連動した事業のための繰越しであると説明した。
議会では、議案第39号から第42号までの専決処分に関する議案が一括採決され、いずれも原案通り承認された。特に菊川市税条例および国民健康保険税条例の改正が採決を通過し、今後の市の財政に影響を与えることが示唆された。これらの動きは、市民生活に密接に関連するため注意が必要である。
更に、議案第43号では、菊川市職員の特殊勤務手当支給条例の一部改正が可決され、議案第45号では放課後児童健全育成事業の基準を定める条例の改正も承認された。これらの議案に関して市民からの応援の声が高まることが期待されている。
最後に、議案第53号に関する電気工事の請負契約について市長の説明がなされ、文化会館の舞台照明設備改修工事の必要性が強調された。これにより地域の文化活動が活発化することが期待されている。