吉川市の第2回定例会が令和5年3月20日午前、松崎誠議長のもと開かれた。議会では、主に医療や福祉に関する政策、道路整備計画など多岐にわたる質疑が行われた。
最初に、遠藤議員が道路整備に関する質問を行った。越谷総合公園川藤線の整備計画について、珠田部長は、現在進行中の整備には40mの未整備区間があり、今後の進捗について引き続き協議する必要があると答えた。また、三郷吉川線の4車線化工事については工事進捗の遅延があることを認め、課題を整理しつつ対応していく所存であるとした。
更に、公共交通に関する質問がなされ、遠藤議員が高齢者の外出支援策が求められるとの観点から、地域公共交通協議会での進捗について尋ねると、政策室長は、現状の交通状況などを踏まえて計画していくと回答した。この施策により、高齢者が安心して外出できる支援を目指す考えが示された。
次に、医療面でもお話があり、吉川市に新たに開設される総合病院について、医療法人が吉川市へ出店を試みていることが確認された。市長は、医療法人と積極的に連携し、地域医療環境の充実を図る意向を示した。
また、通学路の安全対策に関して、飯島議員が危険個所について言及し、道路改善や幅員確保に向けた取り組みを要望した。土地区画整理の関係者と協力し、より良い交通環境を整えていくとの答弁があった。
さらに、遠藤議員は、難病の児童を抱える家庭のカウンセリング体制の強化が必要だとし、地域包括支援センターや教育委員会との連携を求めた。市は、必要とされるサービスを継続的に提供する方針を確認した。