令和6年第4回吉川市議会定例会が5月31日に開会した。
この会議は、議会運営や各種報告、提案された議案について審議される重要な場である。出席したのは、20名の議員であり、欠席者はなかった。
議長の稲葉剛治氏は、初めに会議録署名議員として、野村拓郎議員、飯島正義議員、五十嵐惠千子議員の3名を選出した。
続いて、議会運営委員長の報告が行われた。五十嵐惠千子議員は、定例会の会期が本日から6月14日までの15日間に決定され、議案は14件提出されたとの詳細を明らかにした。
中原恵人市長は、令和5年度の職員採用試験の結果を報告。受験者210人のうち24人を採用したこと、さらに民間企業等経験者枠とスポーツ枠からそれぞれ1名が採用されたことを伝えた。
次に、診療報酬返還請求事件の経過が報告された。中原市長は、令和5年第2回定例会で可決された訴えの提起について進捗を述べ、3月に判決が確定し、相手方から控訴がなかったため、訴訟は終結したと説明した。
さらに、報告第1号から第38号にかかる議案が一括上程され、専決処分事項の承認や、吉川市税条例の一部改正、家庭的保育事業の基準改正、固定資産評価員の選任に関して議論が行われた。特に、令和6年度吉川市一般会計補正予算(第2号)については、歳入支出の追加が計画され、物価高い対応と支援策が詳細に示された。
最後に、次回定例会の日程が報告され、6月4日に議案審議を行うことが確認された後、会議は散会となった。議員らは、今後の議案審議に向けた準備を進める凸時期に入っていく。