令和3年12月14日、吉川市では定例会が開催され、市政に対する一般質問や各種意見書についての議論が展開された。特に、コロナウイルスの影響や地域経済についての発言が目立った。
最初に一般質問を行ったのは、伊藤正勝議員である。彼はコロナ禍2年目を迎え、特に医療体制の強化や看護師・介護士の待遇改善について疑問を呈した。伊藤議員は、市内の看護師数や給与実情についても言及し、透明性を持った医療提供についての必要性を強調した。
また、伊藤議員は吉川美南駅東口開発についても言及し、進捗状況と市民参加の重要性を訴えた。具体的には、開発計画が進む中での課題や地域の未来についての意見を求める形で質問を続けた。
次に岩田京子議員は、食料システムやカーボンプライシングについて提案した。彼女は、食料自給率や家庭での食料消費の傾向についてのデータを用い、地産地消を推進する必要性を述べた。さらに、学校教育の中での環境教育の重要性や、生徒たちの意見を反映した食育についても触れた。
遠藤義法議員も加入し、特に新たな道路整備や浸水問題に関して質問を投げかけた。吉川市が計画している治水対策や、必要な予算についての透明性を求めた。具体的には、吉川駅周辺の浸水対策や、公共施設の老朽化問題について彼の関心が寄せられた。
一方、齋藤詔治議員は、吉川美南駅周辺土地区画整理事業の進捗に対し質疑を行った。土壌分析やコンクリートガラ混入の問題を指摘し、透明性と市民の信頼の重要性を再確認した。また、地区計画の具体的な目標や、その実施状況についても言及し、行政の責任を問うコメントを寄せた。また、産業ゾーンの土地売却に関しても厳しい意見が相次いだ。