令和3年2月5日、吉川市議会臨時会が開催され、重要な議案が審議された。
議題は、令和2年度一般会計補正予算(第8号)である。
中原 恵人市長は、コロナウイルスの影響を受けた市の状況を説明した。
現在の陽性患者数は232名に達し、増加傾向が続いているとのことである。
新型コロナウイルスワクチン接種体制の整備に向けて、具体的な経費も含めた補正予算の追加が必要であると強調した。
補正予算の内容には、新型コロナウイルスワクチン接種にかかる経費9,495万6,000円が含まれており、合計で320億8,204万円に達する。
この経費には、ワクチン接種の実施に必要なものが計上され、令和3年度までの継続的に必要な費用のために繰り越しも設定される。この詳細について、鈴木 昇健康長寿部長が詳しく回答した。
鈴木部長によると、接種事業は国の指示に基づき、都道府県の協力が得られ、ほぼ全額が国から補助されるとのことである。
質疑の中で、議員からは国庫支出金の取り扱いや、繰越明許の特別理由についての質問も寄せられた。
特に、ワクチン接種事業に関する委託料や消耗品の費用に関しては細かな確認も進む。
また、会期は本日1日限りと決定され、迅速な対応が必要な状況であるとの理解が議員間でなされた。
特に、吉川市の医療機関と連携し、医師会への協力も求められる場面が多く見受けられた。
最終的に、第1号議案は賛成全員により可決され、迅速な実行が期待される。
この議案は、ワクチン接種を円滑に進めるための重要な予算であり、今後の市民の健康管理にも直接的な影響を与えることが予想される。
会議は10時27分に終了し、それに伴い議長は出席議員への謝意を述べた。