令和4年第2回吉川市議会定例会において、教育や公共交通に関する様々な一般質問が行われた。特に注目が集まったのは、学校プールの開放と江戸川防災ステーションへの自転車の駅設置についての質疑だ。
初めに、学校プールの開放については、屋外市民プールの廃止を受けた代替案として、多くの意見が寄せられた。議員の赤出川義夫氏は、安全管理のため人件費が必要になるとし、検討の余地があると訴えた。健康長寿部長の小林以津己氏は、学校プール開放には人件費や水道代がかかり、昨年の利用状況を踏まえ慎重に検討されていることを強調した。
次に、江戸川防災ステーションにおける自転車の駅設置についても話題に上った。都市整備部長の竹内栄一氏は、市民の健康を促進するため、利用者が多い自転車道に休憩所などの整備を検討していると述べた。市民の利便性を高める施策には、地域の声を反映することが重要であるとの意見があった。
その他、吉川美南駅東口周辺の土地区画整理事業や公共交通の充実についても質疑が行われました。商業業務ゾーンへの企業誘致が進まない現状について、今後の対策を質疑した議員もおり、さまざまな視点からの意見が交わされた。特に、新型コロナウイルスの影響による商業業務ゾーンの利用者減少についての課題も提起され、今後の誘致活動の重要性が強調された。
最後に、一時預かり保育事業についても言及があり、親の急な都合に対応する重要な制度としてその拡充が求められた。子育て支援の充実は、市民にとって不可欠な施策であり、今後も継続的に議論が必要とされている。