令和4年第6回吉川市議会定例会が開催され、市政に対する一般質問が行われた。特に、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種や子ども医療費の無料化が大きな焦点となっている。
新型コロナのワクチン接種について、市民の健康を守ることが重要とされ、接種券は継続して送付すると健康長寿部の小林以津己部長が述べた。しかし、接種者の感染率が接種しない者より高いとの意見もあり、ワクチンの効果と必要性についてはもっと分かりやすく説明が求められる。
次に、小中学校の体育館および総合体育館へのエアコン設置についても具体的な方針が示された。教育部長の中村詠子は、体育館のエアコン設置について市長が検討を進めていると発表し、今後の予算案からも整備計画が具体化される見込みだとした。
さらに、みどりの食料システム法に関し、自然資本を生かした市のSDGs推進についても議論された。地域の農地利用や環境保全を考慮に入れた政策が求められ、農業拠点やバイオ炭の利用推進についても注目されている。
同時に、治水対策、特に吉川駅周辺及び南中学校周辺地域では洪水対策としての公共施設整備が必要とされ、これらに対しても積極的な取り組みが求められた。
最後に、地域公共交通の充実に関する議論があり、運輸や交通サービス向上が期待されている。これら一連の議論は、地域住民の生活向上に繋がるものであり、行政の対応が強く求められる。今後の施策展開に向け、地域住民の協力も期待されている。