令和6年6月4日、吉川市議会は第4回定例会を開き、さまざまな議案を審議した。
報告第1号から第4号の専決処分の承認においては、それぞれ質疑が設けられなかったが、全ての案が賛成全員で承認される結果となった。
特に吉川市税条例の一部改正に関する第32号議案では、賦課限度額の引上げが取り上げられ、議会からの異議はなく、可決された。この変更は、地方税法の施行に伴うもので、健康長寿部長の小林以津己氏は、国の定める限度額に即した改正の必要性を強調した。
また、報告第5号では、重度のALS患者に対する介護給付を巡る訴訟の結果について議論が交わされ、患者の介護に関する新たな支援の必要性が認識された。観点から、雪田きよみ議員が質疑を行い、緊急性があるとされた専決処分に対して疑問を呈したが、健康長寿部長は迅速な処置の合理性を説明し、賦課の引上げが公平性を損なわないことを明らかにした。
さらには、第36号議案における固定資産評価員の選任、および第35号議案の工事請負契約に関する議論が行われた。特に、吉川市が実施する体育館空調設備設置においては、総合評価方式の採用が説明され、効率的な施工が求められている。
会議の中で、各議員の質疑応答が行われ、多くの議案が賛成多数で承認され、スムーズに議事が進行した。
次回は6月11日に開催予定であり、引き続き市民生活に関わる重要な審議が行われる見込みである。