令和6年3月18日、吉川市議会において、市政に関する一般質問が行われた。
加藤克明議員は、生活困窮者世帯への学習支援の拡充を提案。特に小学校高学年からの学習支援を強化する意義を挙げた。こども福祉部長の伴茂樹氏は、その理由として、小学校高学年では算数などでつまずきがちなため、早期の支援が必要であると回答。加藤議員は、対象年齢拡大に向け、事業推進の意向についても質問した。
道路整備についても言及。加藤議員は、特に避難所となる道路の整備を優先すべきと主張した。都市整備部長の竹内栄一氏は、避難所周辺の道路について現状を把握し、必要な補修を進めていると報告。
さらに、高齢者支援に関する質疑があり、税金を利用してのタクシー利用助成について、政策室長の浅水明彦氏は、狙いは高齢者の移動支援にあると説明。また、82歳以上の高齢者に対するタクシー利用助成制度がどのように広がるのかも質問。
水路の適正管理について、議員は柵渠整備や生活排水路といった市民からの要望が高まっていると指摘し、その進捗状況を求めた。産業振興部長の小林千重氏は、整備された距離や未整備の距離を示し、優先順位に基づく整備の進め方を説明した。
また、令和6年1月の選挙日にはアクセス集中によるホームページのサーバーダウンが発生し、加藤議員は今後の対策について質問。総務部長の戸張悦男氏は、技術的な対応や複数の情報発信手段の確保に努める考えを示した。
その後、菊名克典議員が治水対策の具体的な施策についての質問を行い、特に浸水被害が深刻な地域における対策の強化が求められた。都市整備部長は、降雨時における浸水状況をシミュレーションした結果、必要な対策について積極的に協議していると言及した。