令和4年12月2日、吉川市議会は第6回定例会を開催した。この日は重要な議案が数多く審議され、特に議長の辞職と新議長の選挙が注目を集めた。
議長の加藤克明氏が辞職願を提出し、その後に行われた選挙で松崎誠氏が新議長に当選した。松崎氏は新任の挨拶で、議会の運営について円滑かつ公正に行う意向を示した。吉川市の発展に向け、地域経済の活性化や少子高齢化への対策に取り組む姿勢が強調された。
会議の冒頭では、稲葉剛治議員、齋藤詔治議員、赤出川義夫議員が会議録署名議員に指名された。続いて、議会運営委員の松崎氏が運営委員会の報告を行い、本定例会の会期が12月16日までの15日間に設定されたことを報告した。次に、市長の中原恵人氏が出席し、提出された20件の議案について説明を行った。特に個人情報保護法に関連する第90号議案や、手数料条例の改正に関する議案が焦点となった。
この中で、吉川市手数料条例の特例に関する第89号議案では、コンビニ交付サービスの利用を促進するため、一定期間手数料を減額することが提案された。さらに、市民生活に直結する第101号議案では、一般会計補正予算が2億8622万1千円追加されることが承認された。これは、職員給与や生活保護費用の増額に関連する。
また、議案の一部では工事請負契約の変更も提案されており、地域開発に関連する重要な議論がなされた。議会は全体的には円滑に進行し、市長と議員の協力のもと、今後の施策展開に期待を寄せた。
この会議をもって、吉川市の円滑な運営が進むことが望まれ、次回の定例会は12月6日に予定されている。