令和3年12月2日、吉川市議会は第7回定例会を開催し、計24議案を審議した。
主な議題の一つは、第67号議案に関連する吉川市こども発達センター条例の一部改正についてであり、これは市内の子供たちの発達を支援するための重要な改正と位置付けられている。
議会では、特に市民プールに関する第69号議案が注目を集め、稲垣茂行議員が廃止に関する質問を行った。稲垣議員は「40年間市民に愛されてきたプールの廃止は悲しいが、安全面での維持は困難である」と発言した。
健康長寿部長の小林以津己氏は「施設の老朽化が進行しており、今後の方向性については慎重に検討していく」と説明した。
さらに、議会では損害賠償に関する第78号議案についても質疑が行われ、伊藤正勝議員が「デイサービス事業での事故による損害賠償の内容と理由」について確認した。総務部長の戸張悦男氏は「事故による損害賠償は123万7,430円で、車両被害があった」と答えた。
加えて第82号議案である第6次吉川市総合振興計画の基本構想についても議論が交わされた。議員は、計画の背景や今後のイメージについて質問し、政策室長の浅水明彦氏は「多様性や地域のニーズに応じた計画を策定する方針である」と強調した。
この他にも多数の議案に関して質疑が繰り広げられ、委員会付託が決定されるもようだ。議会は市の今後の施策に重要な影響を与えるものであり、引き続き市民の声を反映しながらの議論を進めることが期待される。