吉川市の議会では、令和3年6月定例会において新型コロナウイルス対応事業支援補助金やバリアフリー化、さらにはスポーツ振興を含む様々な議題が取り上げられた。
特に新型コロナウイルス感染症対応事業支援補助金については、業種に関係なく多くの申請がなされた。例えば、申請件数は1,052件で、特にサービス業や製造業からの申請が多かった。主な対象経費には、空気清浄機や手指の消毒機、パーティションの設置があり、これにより企業の安全対策を点検しているとされている。対応に関しては、事業者への周知が一つの課題となっており、今後も広報活動を強化する必要があるとされる。
次に、ハザードマップに関して、令和2年10月に設置された浸水深の標識において、河川の影響を受けやすい場所を正確に標示することの重要性が示され、今後も適切な地域戦略が求められている。災害時の避難行動要支援者の確認と救援体制についても、地域の協力が不可欠であるとの認識が共有された。
また、吉川交番交差点の歩道については、歩道の狭さが懸念されており、さらなる拡幅が求められている。特に、吉川橋から交差点にかけての自転車と歩行者の利用に関し、今後の安全対策が検討される必要がある。
それに加え、三輪野江地区の開発については、今後の交通量の増加に照らして、周辺道路の整備計画が重要視されている。特に、東埼玉道路やスマートインターチェンジのフル化が進む中、道路整備が必要不可欠とされ、吉川市の発展に寄与する方向で進められるべきとの意見が聞かれる。