吉川市は令和元年12月の定例会において、新たな課題に取り組むための質問が議員から提起された。
特に注目されたのが、「上第二大場川の改修について」である。現在、吉川市では中川への排水を最善策とし、河川改修の進捗を求めているが、まだ完成していない。
市長の提案では木売落しを利用した創意工夫を進めていくとし、地域の安全のためにもその必要性を強調した。木売落しの二重構造や公園の地下の活用なども検討されているが、順次進められる必要がある。
同じく、「農業パークか道の駅か、千葉大学包括支援協定かについて」も議論された。
市は農業拠点の確保を言及し、地域住民の合意を得ながら進めるとの立場を明示した。特に、吉川の農業と水辺の美しさをアピールするための取り組みも必要としている。吉川市の特産物であるナマズを活かしたイベントや教育プログラムの充実化も求められている。
「生活道路や水路の要望」については、地域住民の声をしっかり保障するための施策が必要であると提起された。会議の中で市は、住民の声を聞くこと、そして市民が安心して生活できるような道路や水路の整備が重要だと答弁した。
また、健康関連の施策においても高齢化が進む中、市の役割が増してきていることが指摘された。特定健診の受診促進のみならず、生活習慣病の予防への取り組みも強調された。市は今後も、住民の健康を守るための施策を積極的に推進すると述べた。
平和事業に関しても、吉川市は平和の重要性を市民に伝えるために、さまざまな活動を行っており、その中で「非核・平和都市宣言」を強化する動きがあることが報告された。今後の活動に向けての期待が寄せられている。