令和元年12月10日、吉川市議会の定例会が開催された。
この日は多数の議案が審議され、中でも注目されたのは「吉川市手話言語条例」「議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例」「市長及び副市長の給与等に関する条例」である。
議会では、まず第79号議案の「吉川市手話言語条例」が審議され、委員長の報告に基づいて討論は行われず、可決が決定したと述べられた。さらに、降旗聡総務水道常任委員長は次に第80号議案について、特に討論や発言はなく、賛成多数で可決したと報告した。
次に、小野潔文教福祉常任委員長が第81号議案についても、討論はなく賛成多数での可決とし、「市長及び副市長の給与等に関する条例及び吉川市教育委員会の委員長の給与等に関する条例も重要である」と強調した。
続けて、複数の指定管理者の指定を目的とした議案も審議され、すべて原案通りに可決される結果となった。当日提出された第88号議案から第95号議案にかけての補正予算案についても、同様に討論や質疑は無く、賛成全員での可決が続いた。特に、第88号議案は一般会計補正予算で、円滑な財政運営に寄与する内容であると言及されている。
また、請願2号では、三輪野江地区への公園整備に関する請願が提出され、こちらも賛成派と反対派が討論を行った。賛成の立場を表明する議員は地域住民の願いに寄り添う形で、必要性を訴えた。反対する議員は、飼料や地域の協議なく進めることに懸念を示した。
最後に、請願3号「市民の財産である施設おあしすを市民のために開放する」件に関する討論も行われ、賛成派は市民の利便性と広場としての活用を強調した。反対派は、開放のタイミングや安全性を理由に慎重な姿勢を伝えた。
今後の市政運営にあたる重要な議案が採択された中で、各議員が市民の意見をどのように反映させるかが課題として提起されています。