令和2年3月の吉川市議会定例会で、多くの重要な議案が可決された。
特に、教育と保育に関わる議案が目立ち、前向きな姿勢が示された。
第3号議案として、吉川市の特定教育・保育施設に関する運営基準を改正する条例が提出され、質疑なしで可決される結果となった。市長の中原恵人氏も、教育の質向上に向けた取り組みを強調した。
続いて、第4号議案、家庭的保育事業に関する条例も同様に質疑なしで可決され、こちらも教育環境の整備として重要視されている。育児環境が整備されることに期待が寄せられている。中原市長も、家庭の状況に応じた柔軟な保育提供を目指すと述べた。
また、第10号議案では水道事業に関する条例が可決され、安定的な水道サービスの提供が引き続き強化される。市民生活に不可欠なインフラづくりに重要な役割を果たすものである。
第13号と第14号に関しては、教育委員会と監査委員の任命についての議案が議題となり、それぞれ承認を受けた。これにより、市の教育や監査機能が強化される見込みだ。
第2号議案においては、市道の構造基準改正が申し立てられ、これに対して雪田きよみ議員が自転車通行帯の設置について質問を行い、都市整備部長の竹内栄一氏が自転車通行帯の設置計画はないが、今後の検討を行う意向を示した。市の交通インフラ整備の必要性が再認識された。
さらに選挙管理委員会の委員選出に関する選挙第6号も滞りなく進行し、選挙管理体制の安定を図る結果となった。
一方、文化芸術の振興に関する第9号議案の中では、寄附金の使途について慎重に話し合いが行われた。寄附の意向や、その具体的な使い道について市・議会内で意見が交わされた。市民の理解を深めるためのPR活動が課題として残り、今後の行動が期待される。
議長の加藤克明氏は、今回の議会で可決された議案は市民に直接的な恩恵をもたらすもので、吉川市の発展に寄与するとの見方を示した。