令和元年第2回吉川市議会定例会が開催され、重要議題が多数上程された。
会議は午前10時に開会され、議長の中嶋通治氏は議題の進行を宣布した。議会運営委員長の松崎誠氏は、議会運営委員会での協議概要を報告し、定例会の会期を6月14日までの15日間とすることが決定された。議会に提出された議案は13件であり、専決処分事項の承認も含まれている。
市長の中原恵人氏は、専決処分の説明を行い、都市計画道路の整備変更に伴う予算の補正案について述べた。また、吉川市介護福祉総合条例の一部改正や水道運営委員会条例の改正についても審議された。これにより、介護保険法施行令の改正に基づく保険料率の減額としての改正が求められている。
さらに、教育長の戸張利恵氏は挨拶を行い、吉川市の教育行政の重要性を強調した。「急速なグローバル化や少子高齢化など様々な課題に対し、未来を見据えた生きる力の育成が求められている」と述べ、教育の充実を図る意欲を示した。
請願第1号では、吉川市教育委員会及び第25採択地区協議会における教科書採択の透明性向上が求められた。請願者の遠藤義法議員は、その趣旨を説明し、教育行政の公正性を求める声を上げた。委員会への付託が決定され、今後の審査に注目されている。
市長提出の補正予算案には、幼児教育・保育無償化に向けた事務費や臨時給付金の計上が含まれるなど、子育て支援策の強化が図られている。