令和3年第6回吉川市議会定例会が9月17日に開かれた。
議程には、訴えの提起や令和3年度の補正予算案が含まれ、多くの議案が討議された。
まず、令和3年度吉川市一般会計補正予算についての審査では、総務水道常任委員長の岩田京子氏からの報告がなされた。この議案は賛成全員で可決されることが決定された。
続いて、令和3年度吉川市介護保険特別会計補正予算も同様に賛成全員で可決された。さらに、同様の流れで吉川美南駅東口周辺地区の土地区画整理事業についての補正予算も可決された。各委員長の報告に対しては、質疑がほとんど行われず、迅速な議事運営がなされた。
そして、第54号議案から第61号議案にかけても歳入歳出決算が確認され、これらの議案も賛成多数で認定された。特に、令和2年度一般会計歳入歳出決算の認定については、賛否が分かれた討論が展開された。
反対意見として、雪田きよみ議員が新型コロナウイルスへの対応が不十分であったことや、情報提供の不明確さが市民からの不満を招いていると述べた。一方、賛成派からは、平時であれば評価される施策が、緊急事態下においても実施されたことが評価されている。
最終的に、コロナ対策を重視した市政運営については、様々な意見が寄せられながらも、全体として着実に前進していることが確認され、次回の会議予定が報告され散会に至った。