令和5年9月19日、吉川市議会定例会が開かれ、多数の議案が協議された。
日程の中で重視されるのは、多くの条例改正や決算認定が含まれていることだ。特に、地域の建築物に関する規制や公共下水道事業の関連規定が改正される。
その中でも第49号議案、令和4年度吉川市一般会計歳入歳出決算の認定について、遠藤義法議員が反対討論を行った。彼はコロナ禍における市の財政状況を踏まえ、特に無駄のない運営と市民生活支援の必要性を訴えた。
その一方で、伊藤正勝議員は賛成の立場から、コロナ対策やデジタル化推進を挙げてその効果を評価した。彼の意見に対し他の議員も賛同し、最終的には賛成多数で決算の認定が決まった。
また、第57号から第61号までは、令和5年度の補正予算が討議された。特に、吉川美南駅周辺の土地区画整理事業においては、今後の地域開発により多様な住民ニーズに応える方針が示された。
最後に、学校給食費の無償化に関する請願も協議された。多数の議員が賛成の声を上げ、請願は趣旨採択される結果となった。
これにより、さらなる教育支援策の強化が期待されている。議会は次回の会議が9月20日に予定されていることを報告し、散会した。