令和6年6月11日、八潮市議会において定例会が開催された。
本日の会議では、複数の議案に対する質疑が行われた。特に議案第42号に対する質疑は熱心に行われ、多くの関心を集めていた。
金子壮一議員は「令和6年度八潮市一般会計補正予算(第4号)」について質疑し、Wi-Fi環境整備に関する具体的な質問を行った。この中で、初期導入経費に関する詳細を求めた。鈴木圭介総務部長は、628万円の予算の内訳を具体的に示し、設置経費は556万円に上ることを説明した。
議員は、開庁時にWi-Fiを設置しなかった理由も尋ねた。鈴木部長は、新庁舎の業務系Wi-Fiの整備を最優先したためと述べ、今後のWi-Fi設備は効率的に進めるとの方針を強調した。
加えて、金子議員は他市の事例を引き合いに出し、Wi-Fi設置エリアの拡大を求めた。これに対し、鈴木部長は「市民サービス向上を目的とした設置である」としつつ、コスト効率も考慮した結果であると答弁した。
また、大泉芳行議員は、Wi-Fiの維持管理費の詳細に関する質問を行った。鈴木部長は、約72万円の維持管理経費を見込んでいることを述べ、具体的な内訳についても説明した。工事が市民サービスに与える影響は最小限に抑える方針で、土日を中心に設置作業を進めるとのことだ。
議案第43号から第46号に対する質疑は特に予定されなかった。議案は、所管の常任委員会に付託されることとなり、議会は散会した。今後の委員会での審査が期待される。