令和2年6月9日、八潮市議会の定例会が開催され、複数の議案に対する質疑が行われた。
多数の議員が出席する中、議案第45号の一般会計補正予算(第3号)について、矢澤江美子議員が質疑を行った。教育指導推進事業に関する質問で、「小・中・高等学校を通じた英語教育強化事業」の概要についての説明が求められた。井上正人学校教育部長は、文部科学省が設定した目標に基づくものであるとし、指導者の指導力向上を図る内容であることを強調した。
さらに、英語教育の強化にあたって、八條北小学校での実施が予定されていることを伝え、「外国語活動・外国語の充実」を研究課題とした研究校への応募経緯についても説明した。井上学校教育部長は、外国籍児童が多いことを背景に、特色ある教育活動としての選択であると述べた。
また、鄒根出の学生としての教員の指導に関しても質疑が続き、「八條北小の教員の中には中学校教諭免許を持つ者はおらず、会計年度任用職員である語学指導補助員が保持している」との回答があった。また、その後の成果については、小・中、そして高等学校の連携による教育の一貫性を高めることを目指しているという。
続いて議案第46号の介護保険特別会計補正予算(第1号)や、八潮市の各種税条例及び手数料条例の一部改正案についても質疑が行われたが、特に目立った意見は見られず、スムーズに進行した。
また、議案第51号では、地域型保育事業に関する基準の変更について、子育て福祉部長が説明し、それに伴う影響の有無について答弁した。これにより、地域型保育事業者の負担軽減が期待されると話した。
出席議員は今後の委員会付託により、各案について詳細な審議が行われることとなり、各議案の承認を目指す姿勢が示された。