八潮市議会の一般質問が6月16日に実施された。この日の焦点は、防災計画と学校事故の防止策、SNSを介した闇バイトのリスクに関する施策であった。
報告によると、八潮市では、最近の台風や集中豪雨による浸水事故を受けて、浸水深表示板の設置を進める方向が示された。この取り組みは、より多くの市民に防災意識を喚起することを目的としており、具体的には避難所周辺に設置されるとのことだ。また、浸水深を明示することで、住民の危機感を向上させる狙いもある。地元の高齢者や障害者を含めたすべての市民が知識を深めることが重要であるという意見が示された。
さらに、特に今回問題視された学校事故防止対策に関しては、事故の発生状況が詳述され、校内事故や交通事故の件数が年度ごとに報告された。教育委員会は、今後も原因調査を徹底し、報告をもとに具体的対策を講じる方針を表明。特に、熱中症や転落事故の防止策についての具体的な計画が確認され、各学校においては安全教育を促進している現状が述べられた。
次に、SNS上での闇バイト募集の現状について、保護者や児童を対象にした注意喚起が行われていることが報告された。教育委員会は、埼玉県が発行する注意報や教育資料を活用して、親子での対話を促す手立てを講じており、より具体的な情報提供が必要だと認識している。
加えて、新設小学校における事故防止策に関しても説明があり、特に転落事故に対する対策が強調された。屋上や窓からの墜落防止策として、防護フェンスの設置や窓を施錠する方針が明示され、市全体での安全対策の強化が求められた。
地元住民からは、学校給食の品質向上に向けた取り組みも期待されている。特に、食中毒事件の再発防止を目指し、教育と連携した食育計画が進められている。市では、食材の品質管理や給食提供制度の改良に着手していることが明かされ、親が安心して子供に給食を食べさせられるような環境作りが進行中であるとされる。