令和2年12月16日に開催された八潮市議会では、新型コロナウイルス感染症対策や給食センターについての一般質問が取り上げられた。
この日、川井貴志議員は新型コロナウイルスの影響を受けた特定の支援について触れ、全市民を対象とする施策の必要性を訴えた。
「特定の方々への支援はもちろん重要ですが、単身世帯にも何らかの支援を提供することは不可欠です」と述べると、健康福祉部長の香山庸子氏も、その認識を込めた支援策の必要性を強調した。
給食センターに関しては、自校式への移行を求める声が高まっている。
川井議員は、「約13,362件の署名が集まり、この要望書が市長に提出されました」と報告した。
教育委員会の井上正人部長は、議会における関心の高さを認め、「現在、学校給食審議会の答申を踏まえ、慎重に検討中です」と応じた。
また、給食に関する「殺菌灯」の導入についても言及された。
川井議員は、殺菌灯がすでに設置されていると説明される中、教育部長が明かすには、「給食センターでは殺菌灯が設置されており、その効果が期待されています」とのことだった。
児童・生徒の健康管理も議題の一つであり、小倉順子議員は毎年の厳しい暑さに対する体育館の空調設備について質問し、教育総務部長の荒浪淳氏が「体育館への空調設備は重要であり、今後も調査研究を進めていく予定です」と答弁した。
引き続いて、学校施設整備の一環としてLED化の進展についても触れられ、多くの教育委員会がLED照明導入を進める意義が示された。市はそうした施策を採り入れることで、環境負荷の低減を図る方針を維持している。
最終的に、各議員が市民の健康や安全への配慮から導入提案された施策について意見を交わし、次回に向けた更なる検討を求める声が上がる中、議会は終了した。