令和6年3月13日、八潮市議会で高齢者支援や買物支援策に関する議論が行われた。議員たちは市民の健康を守る取組について、具体的な施策が求められていると指摘した。
まず、高齢者の移動手段確保について、荒川貴洋議員は自動車運転免許自主返納者への支援策を強調した。生活安全部の荒浪淳部長は、公共交通環境の充実を目指す基本方針を述べ、高齢者に配慮した交通整備を進める考えを示した。特に、ノンステップバスやユニバーサルデザインタクシーの導入を促進し、地域全体で支える公共交通構築に関する検討が必要との認識を強調した。
次に、買物支援策に目を向けた。岡部一正議員が買物バスの実施状況を尋ねると、健康福祉部の遠藤雅之部長は、月4回の実施に向けて検討中であると理解を深める様子で述べた。また、近隣市町の取り組みについても情報交換を行っており、新たな移動販売事業者の参入も促進する考えを示した。さらに、市民のニーズに基づいた生活支援制度の充実が求められていることを述べた。
給水車についての質問では、能登半島地震の教訓を見据えた水道部の大山敏部長が、給水活動に関する計画を示した。私たちの市でも、断水時の応急給水活動において、水道事業者間の連携が必要であり、これを強化するべきと意識されていた。
相談業務については、岡部議員が平日以外にも相談業務を実施すべきだと提案した。企画財政部の香山庸子部長は、相談員の確保や会場調整の課題を挙げた上で、日曜日の相談業務実施の必要性を認識していると述べた。市民がストレスなく支援を求められる環境を整えることが、特に強調されていた。