令和6年第1回八潮市議会臨時会が1月15日に開かれ、重要な議案が議題となった。
この会議では、特に令和5年度八潮市一般会計補正予算(第9号)が議論され、歳入・歳出にそれぞれ1億5,202万1,000円の追加が提案された。市長である大山忍氏は、「国庫支出金を用いて物価高騰の影響に対応する」と述べた。
議案に対する質疑も活発に行われた。鹿野泰司議員は、プレミアム付商品券事業補助金の計上額について、前年より倍増していることに疑問を呈した。この件に対し、市民活力推進部長の田口周一氏は、「偽造防止のための新たな費用を計上した」とし、物価や人件費の高騰が影響していると説明した。
また、大島愛音議員からはプレミアム付商品券の種類や使い方についての具体的な質問が寄せられた。田口氏は、1万円で1万3,000円分の券として、全店共通の1,000円券と小規模店専用の500円券を組み合わせることを説明した。
さらに、議会運営方法についても議論があり、商工会との連携で透明性を確保しながら運営されるべきとの意見が多く上がった。これに対し、福野未知留議長は、議員の意見を尊重しつつも進行を図っていく意向を示した。
最終的には、議案は賛成多数で承認され、今後の施策に期待する声が上がった。多くの市民や小規模事業者を支援する施策の実施が決定し、地域の経済活性化への期待が寄せられている。