令和元年9月2日、八潮市議会は第3回定例会を開会した。
まず、日程第1として、開議及び会議録署名議員の指名が行われ、
矢澤江美子議員と荻野清晴議員が選任された。
続いて、日程第2では定例会の会期が決定され、19日間の会期が設定された。
日程第3の諸報告では、大山忍市長が市政執行に関する経過を報告し、
各種施策や事業についても詳しく説明された。
特に、次回の参議院補欠選挙に係る一般会計補正予算(第3号)が
議案第49号として提出され、歳入歳出予算の合計を304億3,043万円とした。
大山市長は、同予算案に関する提案理由を述べ、
この補正の目的として選挙経費を強調した。
議案については、矢澤江美子議員が質疑を行い、
委託料や選挙関連の経費に関する詳細な説明を求めた。
質疑を受けて熊倉祐司選挙管理委員会書記長が答弁し、
電算処理の委託先や選挙事務の委託料に関する内訳を説明した。
その後、議案第49号の質疑、討論、そして採決が行われ、
全会一致で可決される結果となった。
次に、議案第50号から議案第81号までに関する提案理由が示される。
この中には、各特別会計や条例改正に関する議案が含まれており、
特に八潮市会計年度任用職員の報酬等に関する条例が提案された。
市長はこの条例改正の必要性を強調し、議会からの理解を求めた。
続いての議第9号議案、八潮市議会の委員会条例改正や、
議第10号議案における議会運営規則改正についても
質疑応答が行われ、意見が交わされたが、
最終的には議第10号議案が可決されたことが報告された。
この改正は、市民の多様な意見を反映させるための視点を持って進められたようだ。
このように、八潮市議会の定例会は市民生活に直結する予算案が見直され、
今後の市政運営において重要な役割を果たすことが改めて確認された。