令和5年12月19日、八潮市議会において一般質問が行われ、国の補正予算成立に伴う本市の計画やマタニティタクシー、模擬議会制度について議論された。
最初に、篠原亮太議員が国の補正予算に関連する本市の計画について質問した。これに対して、企画財政部長の香山庸子氏は、国の補正予算が成立した結果、本市への交付金があり、低所得世帯支援や物価高騰対応の事業に活用することを説明した。また、低所得世帯を支援する取り組みとして、予算化を進め、迅速な給付を行いたいと述べた。
次に、篠原議員はマタニティタクシーの導入状況についても質問し、子ども家庭部長の小林健一氏はマタニティタクシーの現状を説明。八潮市内において、外部事業者によるサービスがあるものの、地域内の事業者の整備は遅れていることを認めた。議員の要望に対して地域内のタクシー協会との協議を進める意向を示した。
更に議員は、模擬議会制度についても質問し、教育総務部長の猪原誠一氏は、主権者としての政治参加を促すため、議会体験を通じて社会に関する認識を高める重要性を強調した。模擬議会を実施することで、子供たちが政治を身近に感じる機会を提供できると述べた。
今回の質問では、特に国からの支援と地域社会の現状について、具体的な施策や方針が問われ、多くの意見交換があった。市は今後も住民の要望をしっかりと受け止めながら、施策を進めていく方針である。