令和3年4月28日、八潮市議会では臨時会が開催された。議題には、令和3年度八潮市一般会計補正予算が含まれた。
市長の大山 忍氏は、令和3年度の一般会計補正予算について説明を行い、今回の補正予算では歳入、歳出ともに5,949万1,000円が増額されることが伝えられた。
特に補正予算には、ひとり親世帯等への生活支援特別給付金支給事業の実施が含まれている。具体的には、児童扶養手当を受給している世帯に対し、児童一人当たり5万円が支給される。
さらに、議案42号、43号についても説明があり、税条例の一部改正や都市計画税条例の改正が求められている。この改正は地方税法の変更に基づくもので、軽自動車税の税率軽減や特例について言及された。
質疑応答では、矢澤江美子議員がひとり親世帯への支援に関する詳細を尋ね、子育て福祉部長の津村 哲郎氏が具体的な申請状況や世帯数について答えた。令和3年2月末の児童扶養手当受給者世帯数は623世帯で、辞退の報告は現在ないと伝えた。
また、郡司 伶子議員が新庁舎建設に関する財源の内訳について質問し、企画財政部理事の柳澤 徹氏が庁舎整備基金や森林環境譲与税相当分の詳細を述べた。庁舎整備には28億円の基金が組み込まれる見込みで、今後の授業財源についても慎重に検討が続けられる。
最終的に、議案第43号は原案通り可決され、新庁舎整備に向けた予算が正式に承認された。議長の岡部 一正氏は、会議を円滑に進めた議員達に感謝の意を伝えた。