令和6年の八潮市議会第1回定例会が2月28日に開会した。
本会議では、令和6年度八潮市一般会計予算の提案理由が説明された。
市長の大山忍氏は本年度の予算が369億4,000万円であることを確認し、対前年比で約25億円の減少が見込まれると述べた。
特に、予算編成においては、様々な行政課題への対応を行い、限られた財源を有効に活用したと強調した。
議案第2号では、八潮市手数料条例の一部改正が提案された。
これは戸籍法の改正に伴い、本籍地以外での戸籍謄本等の交付手数料を見直すもので、市長は提案の根拠を説明した。
議案に対する質疑は行われなかったが、すべての出席議員が賛成の意向を示し、他の議案につきましても、各種予算案や条例改正案が順次上程された。
また、人権擁護委員の推薦や教育委員会の人事案件も提案された。
新たに任命される橋本珠美氏は、地域とともにある学校づくりへの意欲を示し、未来を担う子どもたちの教育環境向上を目指すと述べた。
この定例会は、3月19日まで21日間にわたる。
期間中には、急務の予算案に関する議論を含む、多くの議題が予定されている。
市政における重要な議案の審議が進むことで、市民への直接的な影響が見込まれるため、今後の進行が注目される。