令和2年3月の八潮市議会定例会では、各議案に対する質疑が行われ、多数の重要な事案が審議されている。特に議案第9号、令和2年度八潮市一般会計予算について、多くの議員から質問が寄せられた。これにより、予算削減及び効率化の必要性が再確認され、市民サービス向上に向けた具体的な施策が提案された。
矢澤江美子議員は、議案第1号に関し、必要な予算ついて具体的な説明を求めた。本年度のタクシー運賃改定に対して、税金の使用を計画しているにも関わらず、市民からの理解が得られにくい現状が指摘された。一方、荒浪淳教育総務部長は、タクシーの日常利用の補助についても説明し、高濃度PCB廃棄物処理のための予算措置が講じられていることを強調した。
さらに、議案第2号及び第3号においては、介護保険特別会計及び公共下水道事業の予算についても質疑が行われ、福祉サービスの必要性が改めて認識されている。特に、高齢化社会における福祉サービスの向上を目指し、今後の財政計画にも影響を与えていく必要があると議員からの意見が相次いだ。
加えて、議案第16号においては、デジタル化促進に向けた取り組みも議論された。この中で、今後の公共サービスにおけるICT化の必要性と、そのための予算確保を求める声が強まった。