令和5年7月10日、八潮市議会臨時会が開催された。議題には、令和5年度の八潮市一般会計補正予算(第4号)が含まれ、議員からの質疑が活発に行われた。
議案第70号について、八潮市長の大山忍氏は、補正予算の歳入と歳出の総額をそれぞれ401億2858万円にすることを提案した。歳入においては、国庫支出金や財政調整基金の繰入金が大きな役割を果たす。
また、歳出の主な内容としては、大瀬小学校の校舎増築事業にリース方式を用いることが挙げられた。内田亜希子議員は、図書室の増築場所や児童の導線に関する詳細な質疑を行い、教育総務部の千葉靖志部長が回答した。
千葉部長は、図書室の位置はグラウンド周辺に計画しており、移動通路は屋外渡り廊下を用いるとのこと。これにより、植物との接続がスムーズとなる。教育現場への配慮が重要であるため、児童が利用しやすい環境作りについて今後検討が行われる必要がある。
さらに、朝田和宏議員は、学校運営協議会での説明や意見聴取が行われた様子について問うた。千葉部長は、通常であれば委員会を開催し、多様な意見を集めるべきであったとしつつも、スケジュールの都合上難しかったことを説明した。
議案に対する質疑が終了し、委員会付託は省略されることが決定した。それに続く討論では、特に異論は出ず、最終的に議案は多数賛成で可決された。
臨時会は午前10時から開始され、午後10時43分に閉会された。