令和3年第1回幸手市議会定例会が2021年3月19日に開催され、重要な議案が可決された。本会議では、特殊勤務手当や介護保険制度など市民に直接影響を与える複数の条例改正が議題に上げられ、慎重な審議が行われた。
特に、特殊勤務手当に関する条例は新型コロナウイルス感染症対応の職員を考慮し、避難所における防疫作業を行う職員への手当支給が決定された。
議案第3号の重度心身障害者医療費支給に関する条例も改正され、電子資格確認等の最新技術導入が模索されている。また、介護保険条例の改正も行われ、市として必要な支援を行う姿勢が示された。
その他にも、令和3年度の一般会計予算も審理され、154億1,000万円の予算総額が承認された。特に歳入が減少している中、歳出に関してはいかなる方策を講じていくのかが重点的に議論された。議員からは、厳しい財政状況を考慮した運営が求められ、各種事業の計画的推進が期待されている。
最後に、いじめ防止に関する条例の改正が決定し、教育分野でのさらなる取り組みが求められている様子が伺えた。全体を通して、幸手市の未来を見据えた計画的な財政運営の必要性が強調された会議となった。