令和2年度第1回幸手市議会定例会が、2月21日に開会した。
市長の木村純夫氏は、議会開会にあたり挨拶を行った。予算案として、令和2年度幸手市一般会計予算を含む23件の議案を提出し、慎重かつ円滑な審議を求めた。
特に挙げられたのは、令和2年度幸手市一般会計予算の概要についてである。この予算には、子育て支援、教育、福祉及び防災対策に向けた各施策が反映されている。具体的な取り組みとしては、ロタウイルスワクチン接種費用の助成や学校のトイレ改修、プログラミング教育の導入が挙げられる。市長は、持続可能な財政運営を目指し、市民本位の債権を重視する姿勢を示した。
木村総務部長は、議案第1号から第6号に関する条例改正の提案理由を説明した。特に、会計年度任用職員の給与改正については、通常よりも高い賃金を設定し、保健師等の人材確保に向けた調整が行われる。この改正によって、今後の財政負担軽減を図る狙いがある。
また、議案第7号として、東武日光線幸手駅の自由通路整備工事に関する基本協定変更が発表された。工事費は協定金額から約7,778万円の減となり、行政はコスト削減を達成したと報告している。
議案第23号では、金子和彦氏の固定資産評価審査委員会委員への再任が提案され、議会の同意を受けた。金子氏は、過去においてもこの役割に従事しており、その実績は評価されている。
これらの議案は全て可決され、審議において市の未来に対する期待感が高まった。市議会では、引き続き市民福祉向上に向けた施策が議論される予定である。