令和4年第4回幸手市議会定例会が11月30日に開会し、議論が行われた。
市長の木村純夫氏は、開会の挨拶の中で、提出された9件の議案が、市政にとって重要であるとの認識を示した。
特に、議案第58号の市長等の給与等に関する条例の改正については、通勤手当を支給するための法的根拠を確立しようとするもので、条例案の施行は令和5年1月1日からとなる。木村市長は、「一般職の職員と同様に通勤手当を支給することを提案する」と言及した。
また、議案第59号の個人情報の保護に関する法律施行条例については、法律改正に基づく対応が必要であり、開示請求の手数料を無料にする旨を説明し、施行期日は令和5年4月1日とした。
議案第60号では、個人情報保護審査会の設置と運営のための条例が提案され、法改正に伴い委員の意見が必要な場合に諮問できる体制を整えることが目的とされている。これらの条例改正は、市民のプライバシー保護に向けた取り組みの一環である。
さらに、議案第63号の損害賠償額の決定については、水道管の破損による損害賠償額として267万円が提案され、木村市長は安全運転の徹底を周知した。議案第64号および第65号に関しては、補正予算が提案され、特に一般会計補正予算では379万円の減額が説明された。
最後に、議案第66号では固定資産評価審査委員の選任が行われ、駒橋明彦氏の引き続きの任命が決定された。市議会は効率的な運営を進めることを誓い、さらなる市政の進展に向けて協力する姿勢を示した。会議は12月21日まで行われる予定である。