令和元年第2回幸手市議会定例会では、複数の議案が審議された。
特に注目されたのが、幸手市税条例改正案および選挙長等の報酬改正案である。
議長の宮杉勝男議員は、議案に関する質疑がなかったことを受け、議案を委員会に付託すると発表した。
さらに、補正予算に関する議案第38号も質疑の対象となった。
大平泰二議員は、住民情報システムのカスタマイズ業務委託に関する質問を行った。
カスタマイズの必要性や、幼児教育・保育の無償化に関連する改修内容についての説明を求めた。
市長の渡辺邦夫氏は、無償化に対応するために既存のシステムの改修が必要であると述べた。
具体的には、子ども・子育て支援システムにおける資格者などに対する給付の対応強化が課題とされている。
また、健康福祉部長の金子光夫氏は、国の方針と地方自治体のカスタマイズの関係について説明した。
幼児教育無償化を受けた負担軽減策が進められ、そのためのシステム改修は国が支援するとの見解を示した。
質疑の中で、クラウド化に関する質問も出たが、金子氏はこれについて現時点で検討はしていないと回答した。
議会では今後の対応策が焦点となることが予想され、さらなる議論が期待される。
請願第3号に関しては、放課後児童クラブの職員配置基準の堅持や処遇改善を求める意見書が提案され、文教厚生常任委員会への付託が決定された。
議会は次回、6月21日に開かれる予定であり、各常任委員会も明日から開催される。