令和元年第2回幸手市議会定例会は、6月4日に開かれ、一般質問が行われた。本議会では、幸手駅西口開設に関連する交通及び防災問題について多くの発言があった。
特に、幸手駅西口の利用促進においては、西口から久喜駅へのバスの路線開設が注目された。市長の渡辺邦夫氏は、朝日自動車株式会社との協議が進行中であるとし、交通量調査が必要で、本年の7月に運行開始を目指していると述べた。また、交通課との連携強化を図り、安全性確保の重要性を強調した。
一方、がん検診の受診率向上についても言及された。四本奈緒美議員は、がん検診の重要性を訴え、特に乳がん及び子宮がん検診の受診率向上に向けての市の施策を尋ねた。健康福祉部長の金子光夫氏は、行動計画として地域に根付いた広報活動が実施される意向を示し、さらに情報提供の重要性を訴えた。
通学路の安全対策についても発言があり、佐藤議員は、特に小学生の通学路における安全確保の難しさを指摘し、地域ぐるみの見守り体制の強化を求めた。教育部長の杉田和洋氏は、教職員による通学路の定期点検を行っていると答えた。
また、食品ロス削減に向けた取り組みも報告され、多くの飲食店が様々な工夫をしているようだが、ただし、消費者の意識向上にも課題があると考えられている。市民生活部長は、今後施策を進める方針を示した。
これらの会議を通じて、市民の意見を反映させることの重要性が改めて認識された。特に、公共交通の利便性向上への取り組みや健康増進事業の推進については、市として多方面からのアプローチが求められる。今後の施策に対する市民の期待が高まっているのを感じた。